「にっしん地域猫の会」について
「にっしん地域猫の会」は、飼い主のいない猫(野良猫)を、地域の問題、環境問題として考え、「地域猫活動(地域猫対策)」を通して、猫の殺処分ゼロ、猫によるトラブルがない街を目指します。
当会は、動物保護団体ではありません。
野良猫や飼育放棄猫の保護、預かりはできません。ケガや病気の野良猫のご相談につきましては、捕獲のお手伝い、動物病院のご紹介や送迎など、できるかぎり限りのお手伝いはいたしますが、必ず相談者さまにも同行いただき、治療費の支払いや自宅保護などは相談者さまのご負担となります。
「にっしん地域猫の会」でできないこと
- 猫の保護、引き取り、預かり
- 避妊・去勢手術や医療費等の助成
「にっしん地域猫の会」でできること
- 野良猫の避妊・去勢手術のお手伝い・アドバイス
- 野良猫に理解のある動物病院の紹介
- 地域猫に関する地域での話し合いのお手伝い、資料提供、セミナー等のアレンジ
- 迷子の猫、里親募集中の猫について、当ホームページへの掲載
地域猫活動とは
「飼い主のいない猫」と「人」が共生できるよう、地域の住民が中心となって、猫の繁殖制限(避妊・去勢手術)、餌やりや糞尿の片付けなど、猫の世話を行います。
適切なルールに基づいての餌やり、糞の清掃、猫トイレの設置などで「ゴミ置き場を荒らす」「花壇で用を足す」といった迷惑行動を抑えることができ、また「TNR」することにより、繁殖制限の他にも、雄猫のスプレー行為、発情期の鳴き声、猫同士のケンカを減らすことができます。
TNRとは
猫は繁殖能力が強く、生後約半年から繁殖可能となり、交尾後はほぼ100%妊娠し、年に数回出産します。不幸な命を増やさないためにも「TNR」という活動が推奨されています。
- T (Trap)・・・捕獲
猫を餌付けして、専用の捕獲器やキャリーケースを使用して捕獲します。- N (Neuter)・・・避妊・去勢手術
避妊・去勢手術後、麻酔が効いているうちに、耳にV字のカット(さくら耳)を施します。
耳カットをすることで「手術済み」というわかりやすい目印となり、避妊・去勢手術の重複を防ぐこともできます。
- R (Return)・・・元の場所に戻す
元の場所に戻された猫は、地域の皆さまに見守られながら、一代限りの猫生を全うします。
「にっしん地域猫の会」では、地域の皆さまや自治体などと協力しながらのTNR活動の他、月に一度のペースで「猫の譲渡会&相談会」を開催し、飼い主のいない猫の里親探しのお手伝いをしたり、セミナーなどの開催も含め「地域猫活動」の普及啓発に努めています。
野良猫問題について「なんとかしたいが、どこから手をつけていいかわからない」場合、とりあえず1匹だけでも避妊・去勢手術をしませんか? 日進市の助成金もありますし、協力動物病院もあります。増え続けるエサ代に比べたら、手術費用の方が断然お安いです。「これでもう増えない」という安心感で、心にも余裕が生まれますので、そうなれば次のステップにも進みやすくなります。
当会の活動報告にある「飼い主のいない猫たちの TNRや保護」は、ほぼ全頭が地域の皆さまによるものです。日進市でも「地域猫活動」は各地で少しずつ進められています。相談者さまの状況に合った進め方をご提案・お手伝いしますので、どうぞお気軽にご相談ください。
まだまだ未熟な会ですが、地域の皆さまや地域行政と力を合わせて「人にも猫にもやさしい街づくり」を目指して行きたいと考えています。
現在、日進市が進める環境基本計画のパートナーとして計画を推進する事業やイベントを「日進市環境基本計画パートナーシップ事業」と言います。「にっしん地域猫の会」は、このパートナーシップ事業の登録団体です。